女子バレーボールで、セッターとして12年ロンドン五輪銅メダルを獲得した竹下佳江(35)が、初めて海外でプレーする可能性が出てきた。関係者によると「まだまだ現役でやる気があるようだ」。所属先だったJTは昨年9月に退団。プロ野球・広島の江草仁貴投手と結婚し、昨季いっぱいの休養を表明していた。

 5月には、日本バレーボール協会の理事に、現役選手として初めて就任。今後について「後ほど発表します」と話したが、関係者によると「海外移籍の話が出ている」。移籍先としては、現在、世界最高峰のリーグとして、代表の主将となった木村沙織もプレーするトルコが有力とみられる。

 今年の日本代表の活動は、8月からのワールドGP、9月の世界選手権予選があるが、すでに選手は登録済み。竹下の代表復帰の可能性は少ないが、竹下が抜けたセッターは手薄状態。竹下に海外の経験が加われば、来季からの代表復帰も夢ではない。