部員の大麻事件で活動を休止していた関東学院大ラグビー部が1日、横浜市内の同大グラウンドで練習を再開した。コーチから昇格した桜井勝則新監督は、練習前の記者会見で「まず、リーグ戦の第1戦で勝つことを当面の目標に頑張っていく」と神妙な面持ちで語った。

 日が傾いてから始まった練習は事件発覚以来約5カ月ぶりで、2日が入学式の新1年生を除く112人全員が参加。NO8の土佐誠新主将は「全員で走ったり、ボールを使ったりするのは懐かしい感じがする。これまでみんな耐えていた」と話した。

 事件では2人が有罪判決を受けて退学。不起訴で無期停学、部員として無期謹慎となっていた選手については処分が解けた。対外試合自粛は6月3日までだが、関東大学リーグ戦連盟の要請を受けて6月末まで自粛を延長する見通し。