<ラグビー:早大33-17明大>◇21日◇招待試合◇札幌・月寒ラグビー場

 明大ラグビー部の吉田義人監督(40)が伝統の一戦で手応えをつかんだ。21日、札幌市月寒ラグビー場で北海道協会の招待試合として早大と対戦した。今年2月の就任後、主力同士では初対戦。17-33と逆転負けを喫したが、前半は17-12とリードを奪い、1対1の局面での強さなど光明を見せた。

 吉田監督は「早稲田のラグビーを選手たちは肌で感じた。収穫のあるゲームだった」と明るい表情で話した。意識改革の成果が徐々に表れた。練習は基礎メニューに時間を割き、「100%の練習をしないと課題は見えない」「意識を持ってやらないと、レベルは上がらない。自分との戦いだ」などと訴えた。

 大学時代に何度も経験した早明戦で刺激を受けた。「早稲田の城はしっかりしている。光り輝いている。明治は古くなっていて基礎作りをやっている城。倒すという目標を意識させてもらった」と力を込めた。