ラグビー高校日本代表のFLジョシュア・モエマロ(札幌山の手高3年)が29日、19年ラグビーW杯日本開催決定に決意を新たにした。この日、北海道高校選抜大会決勝の北見北斗戦に出場、主将としてチームを引っ張った。

 モエマロは「(ラグビーW杯は)きのう、監督さんから聞きました。ぜひとも日本代表を目指したい」と刺激を受けている。これまで、日の丸をつけて世界舞台でのプレーは漠然とした願望だったが、W杯日本開催で明確な目標に変わった。開催の10年後には29歳。選手としては一番いい時期を迎える。

 この日は北見北斗に逆転負けを喫し、それでも強烈なタックルで相手を止めた。「プレーヤーが孤立していた。つながりが足りない」と冷静に分析。日本語も流ちょうで主将としての役割も立派に果たしている。ラグビーの強国ニュージーランド出身。「もう少しで来日3年、日本国籍もとりたい」と話していた。