<ラグビー・全国大学選手権:帝京大17-17関東学院大>◇20日◇1回戦◇東京・秩父宮

 トライ数の差で準々決勝進出こそ逃したが、関東学院大の桜井監督は「関東学院復活、と言えるのでは」と、試合内容には及第点を与えた。一昨年度は不祥事による出場辞退、昨年度は1回戦敗退、今回は3季ぶりの優勝を目指しての出場。1歩ずつ階段を上がっている手応えをつかむには、十分な一戦だった。この日は、高さも重量も上回る帝京大FWを相手に、ラインアウトやスクラムで互角以上に戦った。後半21分に相手4人をかわして50メートル以上を独走し、トライを決めた安藤主将も「どこが負けたのか分からない」。最後にトライを奪われたシーンについては「うーん…」と言葉を濁すなど、納得していない様子だった。