ラグビーの大学選手権準決勝は、来年1月2日に国立競技場で行われ、明大は12季ぶりの決勝進出をかけて早大と対戦。吉田義人監督(41)は今日31日の夕食前に、90年度大会決勝の映像を選手全員に見せて、士気を高めることにした。

 同監督は当時主将で、対抗戦の早明戦は終了間際に追いつかれて引き分け、選手権決勝で早大と再戦し、自らトライを挙げて9季ぶりの単独優勝に導いた。今季は5日の早明戦で敗れており、雪辱と14季ぶりの優勝を目指すチームに「打倒早大」と「日本一」のイメージを植え付ける。同監督は「仕上がりは順調。リベンジしないといけない」と手応えも得ている。

 出場メンバーは、準々決勝流通経大戦と変わらない予定で、プロ野球元中日郭源治投手(54)を父に持つWTB佳久創(かく・そう、2年)が「背番号11」で2戦連続先発となる。