大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された大相撲の元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン容疑者(20)が警視庁組織犯罪対策五課の調べに対し、幕内露鵬(28)と十両白露山(26)の尿から大麻の陽性反応が出たことについて「2人と一緒に吸ったことはない」と供述していることが5日、分かった。

 ガグロエフ容疑者は2人のことを知らされると、少し驚いた様子で「マリフアナ(大麻)を吸ったのはわたしだけのことなので、ほかの人は関係ない」と話したという。

 3人は同じロシア出身で親交が深く、東京・錦糸町のロシア料理店にたびたび一緒に行っていたという。

 露鵬が日本相撲協会の事情聴取に「ガグロエフ容疑者の自宅マンションに行ったことがある」と話したことから、同課は4日、ガグロエフ容疑者の自宅から押収した大麻の吸引器具を露鵬が使っていなかったかどうかなどを調べるため、露鵬のDNAの試料を採取、鑑定を進めている。