25日に東京・両国国技館で予定されていた日本相撲協会のアンチ・ドーピング委員会は、同委員会の中心的メンバーで日本アンチ・ドーピング機構の専門委員でもある大西祥平氏が体調を崩して出席できないため延期となった。委員長を務める伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)は「専門の先生がいないと会議が進まないので延期にした」と説明した。

 春場所(3月15日初日・大阪府立体育会館)を控えていることもあり、委員会が開かれるのは4月以降になる見通し。27日に開かれる相撲協会の定例理事会では、年内の導入を目指すドーピング検査が議題から外れることになる。

 アンチ・ドーピング委員会は伊勢ノ海理事のほか、5つの一門から1人ずつ選出された師匠や、医師ら13人で構成されている。