日本相撲協会が、情報開示へ向けて積極的な姿勢を示した。東京・両国国技館内にある同協会広報部の入り口が、これまでの曇りガラスから、透明なガラスに張り替えられた。指示した放駒理事長(元大関魁傑)は「みんな、この方が入りやすいでしょう?」と、開かれた協会をPRした。

 協会広報によると、もともとは透明ガラスだったが、08年2月に当時の九重広報部長(元横綱千代の富士)が就任して以来、外から見えないようにすりガラスに替えられた。今回の変更は約2年半ぶりになる。八角広報副部長(元横綱北勝海)は「丸見えもどうかと思うけど、ポスターが張ってあるくらいでちょうどいいでしょう」と、透明化を歓迎していた。