日本相撲協会は21日、大相撲初場所(来年1月9日初日・両国国技館)の新番付を発表し、6場所連続の一人横綱となる白鵬が、7連覇の朝青龍、6連覇が2度ある大鵬に次いで史上3人目となる6場所連続優勝に挑戦する。

 大関陣では、九州場所で12勝した魁皇が21場所ぶりに東の正位に就いた。先場所、右足首を痛めて途中休場した日馬富士は初のかど番となる。

 九州場所で白鵬の連勝を63で止めた稀勢の里が東関脇、琴奨菊が西関脇で、ともに3場所ぶりの返り咲き。東小結は栃煌山、西小結は鶴竜で、いずれも先場所の関脇から降下した。新三役と新入幕は2場所連続で不在。

 先場所14勝し、優勝決定戦で白鵬に屈した豊ノ島は西前頭9枚目から東前頭筆頭に上がった。平幕の14勝以上は史上11人目だったが、翌場所も平幕に留め置かれたのは豊ノ島が初めて。

 再入幕は3場所ぶりの若荒雄と豊響、2場所ぶりの豊桜。若荒雄と豊響の復帰で、野球賭博関与で名古屋場所を謹慎して十両に落ちた力士は6人全員が幕内に戻った。豊桜は昭和以降4番目の多さとなる10度目の入幕。鳰の湖と富士東が新十両となった。