<大相撲夏場所>◇千秋楽◇20日◇東京・両国国技館

 

 西前頭7枚目旭天鵬(37=友綱)が、東前頭4枚目栃煌山(25=春日野)との史上初の平幕同士の優勝決定戦をはたき込みで制し、史上最年長初優勝を飾った。

 大関琴欧洲(29=佐渡ケ嶽)が右足根骨靱帯(じんたい)損傷で休場したため、3敗の栃煌山が不戦勝となり、4敗の白鵬ら3人の優勝の可能性が消え、優勝争いは3敗の3人に絞られた。その中で旭天鵬が関脇豪栄道(26=境川)を寄り切って3敗を死守。大関稀勢の里(25=鳴戸)は、大関把瑠都(27=尾上)に上手投げに敗れて脱落した。

 7勝7敗の大関日馬富士(28=伊勢ケ浜)は、横綱白鵬(27=宮城野)を送り出して勝ち越しを決めた。大関琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)は大関鶴竜(26=井筒)を押し出し、2ケタ10勝目を挙げた。