日本相撲協会は3日の臨時理事会で、危機管理委員会で八百長問題の特別調査委員会の調査を検証することも決めた。

 外部理事でもある宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)は「解雇した証拠が薄く、控訴審で勝てる見込みがないと判断した。人権にかかわる問題だから、慎重に調査すべきだった」とした。今後は来週にも弁護士を中心に調査部会で検証作業にあたる。「必要があれば聖域は設けず、当時の協会幹部も含めて調査する。(他の力士からも)申し出があれば、きちっとした親切、丁寧な対応をする」と話した。