大相撲の賭博問題で、日本相撲協会は17日、豊ノ島(26=時津風)を東京・両国国技館に呼んで、野球賭博への関与があったかどうかの事情を聴いた。

 協会から事情聴取を受けた豊ノ島は無言を貫いたが、部屋を通じてコメントを出した。「このたびは大相撲ファンと関係者にご心配とご迷惑をかけ、申し訳ありません。今回の件に関しては、すべて協会に対応をお任せしており、現時点で何も話せないことをご理解ください」と、野球賭博へのかかわりには触れていない。大嶽部屋が時津風部屋に出げいこすることも多く、豊ノ島と大嶽親方は以前から親交がある。力士としては小柄な同タイプでもあり、3月の春場所前には個人的に指導を受けた。「きついけど、ありがたいこと」と話していた。