大相撲の野球賭博事件で、元大関琴光喜関(34)から口止め料名目で現金を脅し取ったとして恐喝の罪に問われた元力士古市満朝被告(38=恐喝容疑で再逮捕)について、東京地裁(登石郁朗裁判官)は10日、初公判の期日を9月21日に指定した。古市被告側は起訴内容を認める意向という。起訴状によると、古市被告は今年1月、元琴光喜関に対し、野球賭博の胴元との仲介役だった阿武松部屋の床山を通じ「マスコミや警察に知らせる」などと脅し、現金350万円を受け取った、としている。