日本相撲協会が、税制優遇措置のある公益財団法人への移行へ向け、23日、意見交換会を開いた。

 居酒屋チェーン大手ワタミの会長で独立委の渡辺美樹委員が失望感をあらわにした。意見交換会にオブザーバーとして参加。特別調査委員会の望月弁護士の解任騒動について、ある親方から「何で解任しなかったのか」と質問が出た。これに対し理事から回答がなく、同委員は「相撲で言えば肩すかし。がっかりした。親方衆が出した意見に対し、理事が答えを出さなかったことが残念。経営者(=理事)が一番やってはいけないこと」と指摘した。