ケガの治療のためモンゴルに帰国していた大関日馬富士(26=伊勢ケ浜)が29日、韓国経由で来日した。九州場所を途中休場することになった右足首の状態は、万全ではないものの回復してきた。初場所(1月9日初日、両国国技館)は、大関昇進以来、初のかど番になるが「ケガは大丈夫。ノープロブレム。自分の相撲を取れば、勝ち越す自信はある。モンゴルでも四股を踏んでいた」と話した。

 9月に婚約を発表したバトトールさんとは、すでに婚姻届を提出したことを明かし、今月には長女ニャムジャラガルちゃんも誕生した。「生まれた時は、すごく緊張した。自分も頑張らないといけない」と話すなど、父としての自覚も生まれた様子。これからはケガの再発に注意し、今日30日から体を動かす。初場所後に来日予定の妻子のためにも、かど番脱出は最低限のノルマになる。