元大関雅山の二子山親方(36)の引退相撲が1日、東京・両国国技館に約8000人を集めて行われた。

 横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)と大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が、雅山引退相撲の土俵入りで復帰した。日馬富士は左足首靱帯(じんたい)損傷で初場所全休。「久しぶりの土俵入りは気持ちいい。相撲を取るより休む方が(精神的に)難しい。春に向けて気合入れていきます」。右足親指靱帯損傷で千秋楽を休み負け越した稀勢の里は「けがの功名という言葉もあるから、それを信じます。基本に戻れるチャンスかも」と、来場所を見据えた。左膝靱帯断裂で手術した琴勇輝も土俵入り。虫垂炎だった豊真将は取組にも参加した。