「サーブ」「サーブレシーブ」「ディグ(スパイクレシーブ)」「失点の少なさ」。全日本女子の真鍋監督は、世界を攻略するために必要な4つの要素をかかげた。このすべてで世界一になること。それがすなわち、メダル獲得への最短距離だ。

 中でも重要なキーワードがディグ(スパイクレシーブ)である。これまでの日本の攻撃は、相手の2枚ブロックに対して極端にアタック決定率が落ちる傾向があった。つまり、正確なレシーブがセッターに返らなければ、いいトスも上がらず持ち前の速いコンビバレーが生かせない。そこで真鍋監督が選択したのは、相手にブロックされたボールを拾ってつなぐリバウンドの習得。相手のブロックが1枚になるまで何度もつなぎ、2次、3次と攻撃を展開する。真鍋監督は「ブロックに跳ばない選手は全員がリベロ」という意識をチームに浸透させ、徹底したレシーブの強化に努めてきた。

 ふだんはレシーブをしないミドルブロッカーも、サーブを打ったあとはディフェンスに参加。すべての選手がコートにはいつくばって粘り強くボールを拾い上げる。ベンチワークにも重点を置き、ブロックを絡めた戦術的なディフェンスを強化。世界バレーでは、コートすれすれの白熱した地上戦が見られそうだ。