マネジャーという立場でeスポーツ選手と対していると、よく感じることがあります。それは選手の多くが「自分がプレーしているゲームで1番を取りたい」という思いで、eスポーツに取り組んでいるということ。それは当然のことだとは思いますが、一方でeスポーツ選手はタレントという側面があるということを理解する必要もあると思います。

僕は選手によく、「eスポーツ選手としてのキャリアが終わった時のことを想像してみよう」と言っています。選手の寿命が尽きてからも「ゲームで飯を食いたいか」ということを問います。そうすると大多数の選手が「はい」と答えます。引退後もゲームで飯を食べ続けるために現役中に人気をつける。モチベーションを持って番組やイベントに出演する。これがeスポーツ選手に必要なことだと思います。

(EVA=プロチームマネジャー、月~金曜連載)