早大・大石達也投手(3年=福岡大大濠)は16日、東京・東伏見の早大グラウンドで、立命大との国内初オープン戦で今季初の大台となる最速150キロの直球を軸に、4回1安打6奪三振と圧巻の投球を披露した。「真っすぐがある程度いい感じで、変化球も最初にしては良かった」と納得の表情を見せた。オフ期間には、歯のかみ合わせを治す治療を行った。「奥歯を削りました。最初は違うなと思った」と、歯を食いしばる投球時に、より力が入るようになった。阪神菊地東日本統括は「短いイニングならすぐにプロで通用する。制球が安定してきた」と絶賛。投打二刀流に挑戦中だが、この日は投球に専念。最後の1球、57球目に149キロを出し、三振に打ち取る底力を見せた。