DeNA対阪神 6回から登板した島本(撮影・奥田泰也)
DeNA対阪神 6回から登板した島本(撮影・奥田泰也)

阪神が投手陣の好投でDeNAに2連勝した。今季初先発の才木浩人投手(20)が6回途中まで1失点に抑え、左腕島本浩也投手(26)が好リリーフを見せた。日刊スポーツ評論家の中西清起氏が若手の奮闘を解説した。

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大きな勝因のひとつに、島本の好リリーフがある。1点差に迫られた6回、なお1死一、二塁のピンチで登板。筒香と宮崎の4、5番を凡打に仕留め、同点を許さなかった。本来なら筒香へのワンポイントだろうが、桑原も藤川も不在。能見を送ると7回にイニングをまたがせることになり、ベンチも好調な島本に託した。島本も期待に応えて筒香と同様に宮崎にも臆せず攻めの投球を貫き、相手の流れを完全に断ち切った。

救援陣をはじめ、投手陣全体が素晴らしかった。才木は春先130キロ台で、故障しているのではと思うほど腕が振れていなかったが、別人のように150キロ台を連発。この球威があれば、四隅を突かなくてもゾーンに投げれば簡単には打てない。左足を長く上げ、右足に体重をためて爆発させる投球で相手を圧倒した。

反省点もある。6回は久しぶりに走者を背負った。クイックの必要が生じ、走者がいない時のように右足に体重をためられない。球威は140キロ台に落ち、ソトやロペスに捉えられた。ほとんど走者を出さなかったからこその皮肉というか、本人も急にセットになって感覚がつかみづらかったのだろう。この日はイニング間の5球の投球練習を全部ノーワインドアップで投げていたが、感覚を呼び起こすためにも5、6回あたりで一度セットを試すことも必要だったのではないか。次回に生かして欲しい。

DeNA対阪神 6回裏DeNA1死一、二塁、降板する才木(撮影・奥田泰也)
DeNA対阪神 6回裏DeNA1死一、二塁、降板する才木(撮影・奥田泰也)