ブルペンから試合を見つめるレンジャーズ時代の上原浩治と建山義紀
ブルペンから試合を見つめるレンジャーズ時代の上原浩治と建山義紀

巨人上原浩治投手(44)が20日、現役引退を発表した。同学年で東海大仰星高時代とMLBのレンジャーズで一緒にプレーした建山義紀氏(日刊スポーツ評論家)が、思い出を語った。

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そろそろだなと思ってはいたから驚きはなかったけど…ずっと応援していたので寂しいね。今は評論家という立場なので、どんなボールを投げているのかなという目で見ていた。やはり年齢には勝てないんだなと、衰えも感じていた。高校時代から、えげつない浩治しか見てきていないから、苦しんでいる姿が新鮮でもあった。

メジャーでチームメートになった(11年レンジャーズ)のが一番の思い出。16~18歳に一緒に野球をやっていて、36歳でまた同じチームに。不思議な気持ちだった。

友達でありチームメートでもあったけど、実はゆっくり食事したことがない。出かけることはあったけど、常に翌日に試合があったり、練習があったりして、いつも「早く帰ろうか」という感じ。浩治もお酒が好きだし、ゆっくり2人でご飯でも食べよう。(日刊スポーツ評論家、侍ジャパン投手コーチ)

地区優勝を決め、建山義紀(右)とシャンパンをかけ合うレンジャーズ上原浩治(2011年9月23日撮影)
地区優勝を決め、建山義紀(右)とシャンパンをかけ合うレンジャーズ上原浩治(2011年9月23日撮影)