2回表阪神2死、糸井嘉男の右前打で一塁から三塁へ到達し滑り込む近本光司(撮影・上田博志)
2回表阪神2死、糸井嘉男の右前打で一塁から三塁へ到達し滑り込む近本光司(撮影・上田博志)

阪神は広島先発アドゥワの立ち上がりに付け入ることができた。2回以外の無得点は気になったが、交流戦スタートを前に広島戦の連敗を止めたことで気分が悪いはずはない。

どのチームにもいえることだが、交流戦はひとつのヤマ場になる。阪神はビジターでのロッテ戦が手始めだが、パ・リーグとの戦いでもカギを握るのは、いかに近本が出塁するかだ。

梅野の中越え本塁打で先手を取ったが、その後、近本の2点打で加点したのが効果的だった。三振を含む全5打席を見たが、走塁に関しては「いい足」をしているという印象だ。

夏場に差し掛かると、集中力が鈍くなりがちで、走ることにも影響してくる。新人でなおのことだが、大切なのは常にスタートのキレを確認しておくことだ。

「打つ」「守る」と違い、「走る」ことの好不調は、自分にしか分からない部分がある。そこはコーチに教えられるのでなく、自身で調子を測っておくことが重要だ。

交流戦でも、塁に出たら走る姿勢を貫いてほしい。そこにまた技術がついてくると、他球団からさらに嫌がられる存在になってくる。

2回裏阪神1死二、三塁、右前に適時打を放つ近本光司(撮影・上田博志)
2回裏阪神1死二、三塁、右前に適時打を放つ近本光司(撮影・上田博志)