2位阪神が佐藤輝明内野手(25)、前川右京外野手(21)の2者連続本塁打で逆転を決め、3連勝を飾った。
これで貯金を今季最多の10に伸ばした。日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)は古巣のしびれる勝利を見届け、リクエスト判定に泣いた直後に失点を与えなかった投手陣を称賛した。【聞き手=佐井陽介】
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今日の勝利は投手陣の踏ん張りに尽きるのではないでしょうか。佐藤輝選手、前川選手の2者連続アーチによる逆転劇も見事でしたが、相手に流れが傾きそうな場面が何度もあった中、投手陣はよく初回の1失点のみで耐えたと感じます。
この日はリクエストを経ての判定が2度ともヤクルト側に味方しました。まずは1点リードの3回裏1死一塁、近本選手の二盗アウト判定に阪神側がリクエスト。非常に際どいタイミングでしたが、判定は覆りませんでした。結局、このイニングは無得点。それでも先発ビーズリー投手が続く4回表を3者連続三振に仕留めたことで、流れを失わずに済みました。
7回裏1死二塁では前川選手の右前打で二塁走者・大山選手がホームに突入。こちらも間一髪のタイミングで1度はセーフ判定になりながら、今度はヤクルト側のリクエストからアウトに覆りました。流れが一気に相手に傾き、8回表は先頭打者に単打を献上。ここから3番手の桐敷投手がなんとかこらえ、最後は2死一、二塁から4番村上選手を中飛に仕留めました。
ビーズリー投手は今回が中8日のマウンド。発熱による出場選手登録抹消や台風によるローテ再編も影響し、直近の3試合は中7日→中20日→中8日と不規則な間隔になっています。助っ人勢には短い等間隔での登板を好む投手が多く、難しい調整が続いている中、ずっと試合を作り続けているのは称賛に値します。
一方、7回登板の石井投手は今季51試合目で桐敷投手は63試合目、9回のゲラ投手は52試合目。対戦データが増えて対策を練られる中、ゼロを並べ続ける救援陣はやはり阪神にとって最大の武器に違いありません。岩崎投手も含めて「今日はどちらの守護神に投げさせようか」と悩めるチームが他に存在するでしょうか? 優勝争いも最終盤。これからはタイガースらしく投手力を前面に押し出して戦っていくだけです。(日刊スポーツ評論家)




