開幕から安定した投球を続けるドジャース山本が、ヤンキース打線に今季最短の4回途中4失点で攻略された。真っすぐ、スプリット、カットボール、カーブなど全球種を自在に操れるが、いつもよりコントロールが悪く、やられる時の典型的な投球。ただ、長いシーズンこういう時はある。
この日の対戦までに、ヤンキースが相当研究したように感じた。山本には昨年、シーズンとワールドシリーズの2度抑えられたこともあって、各球種の特徴、配球などを徹底的に研究したのだろう。低めの変化球の見逃し方を見てもそうだし、狙い球を絞りながら、失投を確実に捉えた。
今回はヤ軍の意地が勝った形だが、今年の山本は長所の1つであるコントロールが安定し、素晴らしい投球を続けているので全く心配ないだろう。昨年はケガで離脱したが、コンディションさえ整えられれば、結果は伴ってくる。今回の反省、悔しさをワールドシリーズで晴らしてくれることを期待する。
ナ・リーグの防御率争いは、トップがメッツの千賀で山本が3位につける。メジャーリーグのタイトルを日本人2人が争っているのはすごいことだし、時代も変わったなと感じる。2投手ともに速球が速く、優れた落ち球が武器であることが共通点。メジャーで成功する要素を併せ持っている。(日刊スポーツ評論家)




