藤川監督の言葉通り、今季はブルペン陣が「チームの心臓」となりました。
質量ともに12球団屈指。タイガース90年の歴史上、NO・1の安定感と表現しても大げさではありません。「JFK」が脚光を浴びた05年のリーグ優勝と比べてもひけは取らないはずです。
岩崎投手や石井投手、及川投手らが主に勝ちパターンを担ってきましたが、阪神にはそもそも「敗戦処理」という役割が存在しません。ビハインドの展開でもハイレベルな投手を次々につぎ込めるので、捨て試合が生まれません。桐敷投手に湯浅投手、岩貞投手に島本投手、岡留投手に木下投手。ドリス投手、ネルソン投手、ハートウィグ投手ら助っ人勢。彼らが苦しい展開でも接戦のままつないでくれるから、終盤まで勝つ確率を残せるわけです。
先発、救援ともに層が厚く、1回でも打たれたら即2軍降格の可能性があるチーム。競争意識の高さも投手力の底上げにつながっています。少しでも疲労が見えたら再調整期間を与えられるので、出てくる投手の大半はフレッシュな状態。藤川監督ら首脳陣のマネジメント力もまた、史上最強のブルペン陣を作り上げた要素の1つといえます。(日刊スポーツ評論家)




