日本ハムの名護キャンプで新庄監督から「有原が先発するときのキャッチャーはだれがいいですか?」と“逆取材”を受けた。捕手出身であるわたしの訪問を受けたことに対する気遣いかもしれないが、さまざまな選手起用のプランを温めているようだった。

だれがみても2年連続最多勝の有原の加入が大きいのはわかりきっている。有原クラスになれば、自分自身が決めたボールを投げるだろうから、配球に関しては問題はないはずだ。だからブロッキング、フレーミングの能力が高い捕手を優先すべきだろう。

日本ハム監督だった当時、ダルビッシュの女房役に指名したのは、5歳年上の鶴岡慎也だった。わたしがキャッチャーを人選する条件は「配球」「捕球術」「洞察力」「投手との相性」など複数あったが、それ以外で大事にしたのは“勝ち運”だった。

鶴岡というキャッチャーに「しぶとさ」「粘り」のある勝負運を感じたからこその抜てきだった。もっともエース級のダルビッシュだったから、打力よりも守備力を重視したのは確か。いずれにしても有原、伊藤の2本柱を中心にした先発力はソフトバンクの上をいく。

そこで質、量ともに物足りなさを感じるのはリリーフ陣だ。特に左の中継ぎは島本のトレード補強はあったが、フルシーズンを考えると不透明。リリーフに関してはソフトバンクの戦力層が厚いから、日本ハムのブルペンには奮起を促したい。(日刊スポーツ評論家)

日本ハム有原航平(2026年2月撮影)
日本ハム有原航平(2026年2月撮影)
日本ハムキャンプを視察する梨田昌孝氏
日本ハムキャンプを視察する梨田昌孝氏
練習を見つめる日本ハム新庄監督(撮影・江口和貴)
練習を見つめる日本ハム新庄監督(撮影・江口和貴)
練習を見つめる日本ハム新庄監督(撮影・江口和貴)
練習を見つめる日本ハム新庄監督(撮影・江口和貴)