<ソフトバンク4-8オリックス>◇3月31日◇ヤフオクドーム
開幕戦を飾った工藤ホークスだが、この日はオリックスの豪打の前に土をつけられた。とはいえ、1敗もしないシーズンなどないのだから、初黒星もさほど気にすることはあるまい。敗戦の中にも大いなる期待を抱かせる光景もあった。
3番に座る柳田だ。2戦連続のヒットを飛ばしたが、打撃面よりも目を引いたのはリーグでもトップ級の「足」である。1回、四球を選ぶと4番内川の3球目に二盗を決めた。6回に放った右前打で一、三塁とすると、またしても二塁へスチールを敢行。この日は2つの盗塁を決めた。昨年の初盗塁が開幕6試合目。この時も2盗塁を決めたが、自打球による右膝痛の影響などでシーズン14盗塁に終わっていた。「ギータ(柳田)には今季(本塁打数、盗塁数の)40:40(フォーティーフォーティー)を目指せ、と言っています。目指せばできる選手ですから」。村松外野守備走塁コーチはそう言ってキャンプから柳田を鼓舞し続けている。15年には3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を達成しただけに、柳田自身も今季は挽回の意識は強い。
「今季はいい成績を残せたらいい。ホームランをたくさん打てるように、キャリアハイを目標にしてチームの日本一に貢献したい」。開幕前日、そう言って笑顔を見せた柳田だったが、ナインにはキッパリ言ったという。「今季は盗塁王を取りたい」と。まだ1発は飛び出していないが、まずは前人未到の「40:40」へ好スタートを切った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】





