<日本ハム5-7ソフトバンク>◇28日◇札幌ドーム

最後は何とも締まりのない展開になってしまったものの、リーグ再開の試合で勝利。ソフトバンクは好スタートを切ったと言っていい。交流戦の覇者。いきなりパ・リーグ対戦に戻ってつまずいてはいられない。

肉薄を狙った日本ハムは赤いユニホームをまとって戦った。「北海道シリーズ2019 HOKKAIDO be AMBITIOUS」と題し、再開戦に臨んだ。だが、その「野望」も「野心」もホークスがひねりつぶした。

猛打賞の明石は試合後、スタンドの声援に応える(撮影・黒川智章)
猛打賞の明石は試合後、スタンドの声援に応える(撮影・黒川智章)

2番二塁で先発出場した明石が意地を見せた。初回に先制の足がかりとなる二塁打。明石にとって15打席ぶりのヒット。同点の5回無死二塁では2度バントを失敗した後に右中間を破る適時三塁打。「いい打球を打てた。バントのサインだったけど、失敗していたから。でもヒットになったのでよかった」。7回にも内野安打を放って、今季初の猛打賞。交流戦では腰痛もあって結果が残せなかっただけにリスタートでしっかり結果を残した。「みんな今日が大事にしようと話していたので勝ててよかった」。ヒーローインタビューに呼ばれ勝利をかみしめた。

札幌入りした27日。明石は福岡からの機内に大事そうに紙袋を持ち込んだ。札幌に住む夫人の母へのプレゼントだった。「(義母の)仕事が最後ということで贈り物」。袋が形くずれしないように持ち運んでいた。「前半戦はチームにあまり貢献できなかったので、これからはしっかり勝利に貢献できるように頑張りたい」。キャンプ中にメスを入れた腰は万全とは言えない。「謙虚に頑張っていきます」。ようやく明石らしい笑顔が戻った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】