すごい勢いで巻き返しを実現した。阪神だ。

開幕から4カード連続負け越しで、12試合2勝10敗と落ち込んだ。7月3日には首位巨人とのゲーム差が7に(※阪神は同日、広島戦が雨天のため中止)。過去阪神がセ・リーグ優勝を果たした5シーズンのうち、最大のゲーム差逆転は64年の6・5差。そのラインを越えたのだが、その雨天中止の3日から好転していった。

4日から広島戦2連勝。甲子園に帰ってきて、勢いを増し、5カード連続勝ち越し。19日には最大8あった借金を完済し、ついに21日、今季初めて貯金をつくった。

野手陣の状態が上がったことが浮上に向けて大きかった。開幕直後は苦しんでいたボーアが打ち始め、マルテに代わって4番に座る大山も好調。梅野、糸原らのバットも元気だ。

数字にも表れている。21日、25試合を消化した時点で、甲子園では11試合。その本拠地11戦で野手陣は14本塁打を記録している。昨年62試合あった甲子園ゲームで、チーム34本塁打だったが、明らかに向上している。(甲子園で1試合平均本塁打=19年0・55本→20年1・27本)

当然のように勝利もついてくる。これでチームは7月は15戦で11勝4敗。21日現在なので、今月は残り9試合。過去、阪神では7月に1946年と62年に月間16勝をマークしているが、この勢いなら…。今、私は歴史的な進撃を見れているのかもしれない。【阪神担当 松井周治】