来日2年目の中日ジャリエル・ロドリゲス投手(24)が13日の阪神戦(甲子園)で今季初登板した。首位の阪神相手に7回途中1失点と好投。来日最多の113球で猛虎打線を分断した。2回にはロハスに投じた157キロ直球で捕球した木下拓のミットの革ひもを切るパワーも披露。昨年8月に育成契約から支配下に昇格し、首位巨人相手に好投していた。2年目もしっかりアピールした。

今季初戦は12日阪神戦の予定だったが雨天中止。「キューバでは雨男と言われた。僕が投げるときは雨が降るか、寒い。神様に嫌われていると言われたよ」と笑っていた。スライド登板で快投を披露した。

昨年1月に来日した際にあだ名は「ムニエコ」(スペイン語で人形)と自己紹介。ホラー映画のチャイルドプレイの主人公、殺人鬼の魂を宿した人形チャッキー似と説明していた。

ロドリゲスのあだ名などを少しアレンジしながら並べた。「殺人鬼の魂を宿した人形チャッキー似で、神に嫌われたキャッチャーミットを破壊する剛球右腕」と、強烈な肩書を並べられる。

ロドリゲスは24日に、守護神R・マルティネスと離日する。キューバ代表として東京五輪米大陸予選(1位は五輪出場権獲得)参加のため。「向こうで1位になって、すぐに中日に戻れるように頑張る」と話す。最短での再合流は7月中旬。おどろおどろしい肩書のカリビアン右腕がセ・リーグをかき回すはずだ。【中日担当 伊東大介】