ロッテ井口資仁監督(47)にかぶせるように「A組、B組ね」と修正された。
1月中旬に、沖縄・石垣島キャンプのメンバー振り分けで「1軍、2軍は…」とを尋ねた時のことだ。去年までは1軍、2軍という名称。チームはより一体感をもって動きだす。
キャンプ地の石垣市中央運動公園内に2つの球場がある。その間は、徒歩で10分弱。井口監督も「球場が2つに分かれているという認識ですかね。基本的には同じところでキャンプをしているので」とし、キャンプイン時点では振り分けに深い意味を持たせていない。A組投手のブルペン投球を、B組捕手が受けることもある。その逆もしかり。
強い組織をつくるため、練習内容もA組、B組で同時並行することが多い。A組球場でサインプレーが行われたキャンプ初日、中座して、B組球場まで歩いてみた。そこでも投内連係を中心としたサインプレーが行われていた。1軍捕手の走塁練習は、小坂2軍コーチが指導に加わった。昨季の「この1点を、つかみ取る。」から変わった今季スローガン「頂点を、つかむ。」。全選手、首脳陣、スタッフが共有に努める。
もちろん、実績や年齢によって練習内容は少々変わる。B組で投内連係が行われる最中、外野ではベテランの荻野貴司外野手(36)と角中勝也外野手(34)がノックを受けていた。横へのゴロをつかみ、ジャンピングスローで中継役に返球する動きだ。練習負荷は若手と少々違っても、根底にある「1点を防ぐ」という目的や本質は同じだ。
この2年間、圧倒的な選手がいない中で、続けて2位に入った。数字では見えづらい束の強さが、ロッテの強みの1つ。ペナントレースは、開幕ベンチメンバーだけでは制することはできない。どれほど選手層を厚くし、方針を共有、浸透できるか。道中にあるロッテにとって、コンパクトな石垣島は最適なキャンプ地なのかもしれない。【ロッテ担当=金子真仁】




