BIGBOSSこと日本ハム新庄剛志監督(50)は、なかなかスパルタだ。そういえば開幕3連敗を喫した後、「明日からは、スクールウォーズで行く」って言っていたっけ。試合を見ていると、厳しい“親心”を随所で感じる。
最近、私が見た中では、4月6日ロッテ戦(札幌ドーム)が印象的だった。2-0でリードしていた7回の守備。先発の加藤貴之投手(29)が無死から得点圏に走者を背負いながらも、2者連続三振を奪って2死二、三塁と踏ん張っているところで、突然の投手交代である。ロッテの打者は、元日本ハムの岡大海外野手(30)。2番手に日本ハム杉浦稔大投手(30)の名前がコールされた時、多くのファンが昨年の悪夢を思い浮かべたのではないだろうか。
昨季の2人の対戦成績は5打数2本塁打。1度目の本塁打は逆転サヨナラ、2度目は2点差を追い付かれドローに終わった。もちろん、BIGBOSSは、そんなことは百も承知だった。「杉浦君が去年、岡君に打たれていたから『ヨシ!』と思って。『行け!』って。1回、それ(苦手意識)を取り除かないと、ずっと引きずってしまう。成長にならない」。結局、この試合、杉浦は岡への初球のフォークボールを引っかけて、暴投で失点。さらに、適時打を許して2点のリードを追い付かれてしまったのだが、BIGBOSSは「こっちは、攻めに行って(同点に)なっただけ。今シーズン、岡君の時、全部、杉浦君で行ったろうかな」と、闘争心を燃やした。
「オレは投手経験はないけどね、そこら辺は大事かなと。トライしてみようって」。“トラウマ”という壁を乗り越えるには、案外、荒療治の方が効果があるのかもしれない。【日本ハム担当 中島宙恵】




