8月8日に30歳を迎えたオリックス福田周平外野手(30)が、シーズン残り39試合も突っ走る。

昨季は1番センターに定着し、不動のリードオフマンとして25年ぶりの悲願Vに貢献。今季はレフトにも挑戦。主に1、2番で起用され、欠かせない戦力であることは間違いない。

上位打線を任され、初回に1打席目が巡ってくる。打席での意識は「なんとしてでも出塁する」。3番中川圭、4番吉田正、5番ラオウ杉本で形成するクリーンアップ“なかよすぎ三銃士”の前に出塁し「(後ろの打者を)頼もしいと常に思っています」と本塁を目指す。福田は「おのおのがやるべきことを分かっていると思う。個々、全員が違う課題を持って戦っている」と役割を明確化している。

上位争いを繰り広げる最中で「打つ選手が一人でも多く出れば(打線は)良い状態になる。9人の中に3人より4人の方が良いし、4人より5人の方が良い」と背番号1が、相乗効果をもたらす。【オリックス担当=真柴健】