阪神2年目の岡留英貴投手(23)は、連日行う「ブルペン会議」で感触をすり合わせる。

午前中にブルペン投球を終えた後、連日行われる“おかわりブルペン”。コーチやブルペンキャッチャーと会話を交わし、1球1球感触を確かめている。

「感覚のすり合わせっていう部分。自分はこう思ってるけど、どうですか。みたいな。やっぱり1番ブルペンキャッチャーの人が見てくれてるんで、より自分に入ってくる」。

今オフは青柳晃洋投手(29)の自主トレに参加。キャンプ地、沖縄・宜野座での先乗り合同自主トレでも、「捕手の意見を聞くことの重要性」を教わり現在も継続している。横川雄介ブルペン捕手も「もともと向上心が強い子。結構何でも聞いてくる」と、その姿勢を認める。

投球後、会話をする習慣は以前からあったが、変わったのは「質」。

「内容は変わってきてる。しっかり人に聞いて、自分の意見も言って、すり合わせていくってのは大事。そういうのは青柳さんに言われて意識してる部分。より深く考えるようになった」。

7日に行われたシート打撃でも登板。打者6人と対戦し無失点も、四球を出すなど満足な表情は見られなかった。「力みが全てだったと思う。しっかり打者を見て、自分の投球っていうのを心がけてやっていきたい」。

反省点はすでに把握済み。会話の中で自分を磨き、次の1球につなげる。【阪神担当=波部俊之介】