巨人ドラフト2位萩尾匡也外野手(22)はWBCを思い起こし、自然と言葉に熱がこもった。
「興奮っすよ。大谷さんもすごかったですけど、僕はやっぱり…。あの方が投げている姿が高まりました。僕はやっぱりプロ野球選手といえば、ダルビッシュさんなんですよね」
14年前の夏。小学3年の時になる。萩尾少年はペイペイドーム(当時ヤフードーム)に、家族で観戦に訪れた。マウンドで熱投する選手に目を奪われた。当時の日本ハムのエース、ダルビッシュ有投手(36=パドレス)だった。「かっこいい」。持ってきた双眼鏡でずっと見つめていた。
兄の影響でバスケットボールが一番好きなスポーツだったが、ダルビッシュの姿を見て野球にのめりこんだ。両親にお願いし、ダルビッシュモデルのグラブを買ってもらった。今も続く白球を追う日々が、そこから始まった。
文徳高(熊本)では通算46発を放ち、慶大では4年秋に戦後16人目の3冠王を獲得。プロ野球選手になる扉を開いた。あの頃のダルビッシュのように、多くのファンから見られる中でプレーする立場になった。
現在はジャイアンツ球場で汗を流す。「自分の中では1試合、1本のヒットをマストに考えている。目の前の試合に集中して継続していきたい」と1軍昇格に向けてアピールを続ける。今度は自分が憧れられるような選手へと成長を遂げるため、バットを振り込んでいく。【巨人担当=上田悠太】




