B組恒例だった地獄のメニューが、全体練習にも加わった。ソフトバンクの宮崎春季キャンプでは第1クール最終日の4日、400メートル走が行われた。小久保裕紀新監督(52)が2軍監督時代に始めたメニュー。年齢によって本数と時間制限が課せられ、若手、中堅、主力までもが顔をゆがめながら両腕を振った。

走り終わった選手はそろって「まじでえぐい。ハム(太ももの裏)がやばい」と声をそろえた。FAで加入した山川穂高内野手(32)は、入団が発表された昨年12月に小久保監督から通達されたという。初の地獄を乗り切り「やったことないんで。400メートル走。100メートル走とかならありますけど…。自主トレでやってみましたけどやっぱきつかった」と顔をゆがめた。

400メートル走の前は全員がソワソワ。取材を依頼しても「ちょっと…ランのあとでいいですかね」と緊張している様子も見受けられた。その分、ノルマ達成後はテンションが上がる。牧原巧汰捕手(21)は、なぜ出血したのか分からない鼻血を出しながら「終わった喜びで興奮しすぎて鼻血出ちゃったっす」と顔をタオルで覆いながら、ジョークを飛ばした。

見守った指揮官は「自主トレの時にそういう心拍系のトレーニングをちゃんとしてから(キャンプに)入ってくる。報告は入ってきてましたけど『みんなちゃんとやってきてたんだな』って思いました」とうなずいた。新生小久保ホークスが上々の第1クールを終え、次なるステージに向かう。【ソフトバンク担当=只松憲】

400メートル走で汗を流す藤井、中央は東浜、左は有原(撮影・梅根麻紀)
400メートル走で汗を流す藤井、中央は東浜、左は有原(撮影・梅根麻紀)
400メートル走を行う、右からソフトバンク川村、井上、柳町(撮影・岩下翔太)
400メートル走を行う、右からソフトバンク川村、井上、柳町(撮影・岩下翔太)
400メートル走で汗を流す前田悠(右)(撮影・梅根麻紀)
400メートル走で汗を流す前田悠(右)(撮影・梅根麻紀)