プロ4年目で、意識が変化した。ロッテ小川龍成内野手(26)は昨季、代走からの出場が多く、先発出場は4試合にとどまった。「去年までは、打席数が少なかったので、自分の持ち味を出すことしかできなかった」と振り返る。

今季はすでに18試合で先発出場。持ち味の俊足も生かし、攻守で活躍し、チームに貢献している。「スタメンだと1日4打席とかあるので、その4打席を自分の持ち味出したり、相手に嫌がられるような打席にするかとか。チームでも他のバッターはすごく良いバッター並んでいるので、その人たちにどうつなげていくかっていうのも考えるようにしてやってます」とつなぎの打撃の意識を語った。

1日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で、全打席出塁し、プロ入り後初の猛打賞も記録した。だが、試合後は「僕はただ出塁していただけなので。点取ってくれた人だったり、最後決めてくれた選手がいる。ヒーローはそういう選手だと思う」と控えめに語った。この言葉には4年目で変わった意識があった。

3年間、悔しいシーズンが続いた。「3年間自分のことだけ考えてやってた結果、なかなか結果が出なかった。そろそろどうチームに貢献するかとか、自分の生きていく道みたいなところを考えた」と今年のキャンプから、意識が変わった。「自分のできることとか、周りの選手にはできないこととか、どうチームに貢献するかっていうのはほんとに考えるようになりました」。4年目の意識の変化が、プレーにつながっている。

帰宅しても、頭の中は野球でいっぱいだ。「最近はどうやって結果出そう、しか考えてない。趣味とか、他のことを考えたりとかする余裕はないです。ぜいたくな悩みですよね」と笑った。

28日からは、交流戦が始まる。「自分のやるべきことをしっかり考えた上でゲームにはいって、それがしっかりできるように最善尽くして少しでもチームに貢献できれば」。陰のヒーローが、勝利に導いていく。【ロッテ担当=星夏穂】

オリックス対ロッテ 6回表ロッテ1死一、三塁、小川は左前適時打を放つ(2024年5月1日撮影)
オリックス対ロッテ 6回表ロッテ1死一、三塁、小川は左前適時打を放つ(2024年5月1日撮影)