<ソフトバンク2-5日本ハム>◇27日◇みずほペイペイドーム
2本のソロ本塁打で同点に追いついたソフトバンクだったが、反撃もそこまでだった。首位日本ハムに終盤3点を奪われ、敗れてしまった。5回に日本ハム清宮の4号ソロで均衡が破れた。これはもしかすると…。直後の6回裏に山川、周東がソロ2発。この日、残り6本に迫っていたプロ野球通算11万号のメモリアル弾がこのカードから生まれれば…。西武ネビンが1発を放っており、残り3本。期待感も高まったが、そうは簡単にはいかなかった。
華やかなアーチどころか、ホークスは8、9回の3失点がすべて失策絡み。痛恨の1敗と言えた。「先手が取れなかったな」。敗戦を見届けた王会長は厳しい顔つきで開口一番、そう言った。腰の故障でリハビリを続けていた近藤が約2カ月ぶりに1軍復帰。3番右翼で先発メンバーに名を連ね、2安打を放って復活を印象づけたものの歯車はかみ合わなかった。
交流戦前の新庄ハムとの直接対決で「肉薄」したかった小久保監督の思いもかなわず痛い黒星発進。再び借金を抱えることになった。開幕から故障者が続出し、思い描いた戦力構成で戦えないもどかしさはあろう。それでも守りのほころびにはしっかり手は打てるはず。どうしても攻撃に目がいきがちだが、野球は投手を中心とした「守り」があってこそ。交流戦では敵地3カード(ヤクルト、広島、阪神)がすべて屋外球場。しっかりと足元を固めておかないと得意の「セ界戦」も取りこぼしかねない。
それにしても登録抹消明けの有原をこの初戦先発にぶつけ、2戦目は左腕エースのモイネロと続く。首位に立つ新庄ハムを意識した采配ぶりではある。大技小技を絡めてと言ってもなかなか機能しないもどかしさはあるだろうが、1発&快打に期待しながらもしぶとい「粘り」の攻撃の必要性も感じている。足取り軽く引き揚げて行った日本ハム新庄監督が何とも憎らしい。




