WBC代表入りが見込まれる選手に話を聞く連載の最終回は、打倒・大谷翔平&侍ジャパンに燃える選手たちを紹介する。準々決勝ラウンドまで勝ち進めば対戦の可能性があるベネズエラやオランダ、1次ラウンドのC組でいきなり日本と対戦する韓国の代表は、前回覇者の日本をどう見ているのか。
「対戦したいね」ベネズエラ ルイス・レンヒーフォ
ドジャース大谷翔平投手(31)の元同僚であるエンゼルスのルイス・レンヒーフォ内野手(28)は、ベネズエラ代表入りが見込まれる1人だ。23年の前回大会では準々決勝で米国に敗れ、決勝で活躍した大谷をテレビで見ていた。「ショウヘイとWBCで対戦してみたいね。元同僚の彼と顔合わせできたら、とてもクールだ。前回大会で、日本は本当に強かった。入念に準備された戦いぶりだったし、勝つために何が必要かを熟知しているチームだと思った。次の大会も日本は強敵になると思っている」と闘志を燃やした。
ベネズエラは米国との関係が緊迫状態にあり、政情が不安定だが、WBCには予定通り出場が見込まれている。「国際的なビッグイベントだし、ぜひとも出場したい。自分の国を代表するのは素晴らしい経験。アルテューベ(アストロズ)やアクーニャ(ブレーブス)らメジャーでもトップクラスの選手がそろう予定だし、優勝も夢ではない。前回以上に強力なチームを結成して、勝ち進みたい」と話した。
「勝てるチーム」ベネズエラ ロベルト・スアレス
同じくベネズエラ出身でブレーブスのロベルト・スアレス投手(34)も「米国や日本には負けない、勝てるチームになると思う。ぜひ代表入りしたい」と意欲的。ソフトバンクと阪神でプレーした経験もあることから「日本の野球は好きだし、日本でプレーしたときに多くのことを学び、自分に大きなプラスになった。日本代表は手ごわいだろうが、倒したいね」と語った。
「倒さなければ」オランダ ケンリー・ジャンセン
1次ラウンドでベネズエラと同じD組のオランダ代表も、大会にかける思いは強く、目指すはやはり打倒日本。メジャー歴代4位の通算476セーブを記録する屈指の守護神、タイガースのケンリー・ジャンセン(38)は「日本は本当にいいチームだったし、毎大会、優勝を狙えるチームを作ってくる。僕ら敵チームとしては、優勝を目指すなら日本を倒さなければならないという気持ちだね」と話し「僕らオランダも可能な限りベストのチームで臨むし、楽しみだ」と意気込んでいる。
「対戦の貴重な機会」韓国 李政厚
1次ラウンドで日本と対戦する韓国からは、ジャイアンツの李政厚外野手(27)に話を聞いた。23年の前回大会では、出場4試合で打率4割2分9厘と活躍。「サッカーと違って野球は僕らのようなプロが出場できる国際試合や大会が少ないので、野球で他国の選手と対戦できるのは貴重な機会」と今回も楽しみにしているという。チームには韓国人メジャーだけでなく韓国系米国人も複数出場する見込みで、日本にとって侮れない相手。李政厚は「前回の日本代表は完成度の高い完璧なチームだった」と敬意を示しつつ、闘志を燃やしている。【水次祥子】(この項おわり)





