首位・阪神と最下位・中日という現状を表す勝利だろうか。沖縄県内の大学から初のドラフト指名選手ということで個人的に注目している中日先発・仲地礼亜を打って5得点。持ち味のブルペンでつないで2勝1敗と勝ち越しに成功だ。

ナゴヤドーム時代からいつも苦戦している印象のバンテリンドームだが今季はこれで5勝3敗に。長期ロードの滑り出しとしては上々だろう。これで今季のロード成績も「21勝21敗1分」と再び5割に戻った。

貯金15は全部主催試合のものでロードは5割。エスコンなど交流戦の敵地で負け越した結果が入っているがセ・リーグの相手本拠地ではほとんど5割以上である。ざっとこんな感じだ。

マツダスタジアム 3勝3敗

東京ドーム 3勝2敗1分

神宮球場 6勝2敗

バンテリンドーム 5勝3敗

4球場で5割以上なのに、なぜトータルで5割なのか。って、今更言うんちゃうわ、分かってるやろという感じだろう。そう、横浜が問題なのである。

横浜スタジアム 0勝5敗 

今季だけでなく、現在、同スタジアムでは13連敗中というから、もはや“異常事態”。かつて得意にした球場ということもあり、古い虎党からすれば「どないなっとんねん」という感じだろう。

今季、DeNAとの対戦成績は阪神の8勝6敗。甲子園などでの勝利で「貯金2」をつくるこのカード、阪神打線は対戦別で打率2割7分3厘と5球団でもっとも打っている。ところが防御率3・70は5球団でワースト。DeNA戦に限れば「打高投低」という現象が生まれているようだ。

投手陣が苦しくなる夏場だが、やはり勝利への近道は投手力ということか。打線は水もの。快勝と思われたこの日でも阪神打線は6回以降、安打を放っていない。ここは現在、もっとも頼れる村上頌樹が先発する4日初戦に白星を上げることが苦手克服への1歩だ。

そして長期ロード中、横浜スタジアムでは6試合が予定される。ここでの戦いは“アレ”へ向け、1つのポイントだろう。「また暑いとこ行くから、それだけはなあ」。指揮官・岡田彰布は屋外球場での試合を前にそうつぶいやいたが、ここは「打倒・ハマスタのDeNA」で虎党を熱くするところである。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)

中日対阪神 初勝利を挙げたビーズリー(右)を迎える岡田監督(撮影・森本幸一)
中日対阪神 初勝利を挙げたビーズリー(右)を迎える岡田監督(撮影・森本幸一)