第87回センバツ高校野球準決勝を翌日に控えた30日、敦賀気比(福井)は西宮市内のグラウンドで約2時間の練習を行った。

 対戦する大阪桐蔭は、昨夏の準決勝で逆転負けを喫した因縁の相手。エース田中誠也投手(3年)を想定して、打撃マシンを左投手のスライダーに設定して打ち込むなど、対策を講じた。昨夏は先発6回途中12失点だったエース平沼翔太投手(3年)は、ブルペンで約40球の軽めの調整を行った。「相手は意識しないが、いつも通りに自分のピッチングに専念したい」と言いながらも「絶対に勝ちたい」と勝利にはこだわっていた。