智弁学園(奈良)が快勝で、2年ぶりに初戦を突破した。

 エース村上頌樹(3年)は立ち上がりに1死二、三塁のピンチを背負ったが、相手の4番・北村進太郎内野手(3年)を空振り三振に抑え、無失点に。打線はその裏、2年生4番の福元悠真外野手の適時打で2点を先制し、4回も大橋駿平内野手(3年)の2点打で村上を援護。村上は10安打を打たれながらも要所を締め、開幕戦を完封で飾った。

 「10安打も打たれたのに完封できたのは不思議です。チームのみんなが打ってくれたおかげで完封できました」とお立ち台でエースは顔をほころばせた。