曇り空の中、開会式が行われた。昨年の優勝校、花巻東・安部広明主将(3年)を先頭に68チーム72校が入場行進した。

 選手宣誓は一関一・門間虎太郎主将(3年)が行い「我々高校球児一同は、岩手の夏の扉を元気よく、開くときがやって来ました。我々は母校の応援を力とし、高校野球を応援してくださる多くの方々と、また復興途上の被災地の皆様に勇気と活力を与えられるよう、さらにこのあと開催される希望郷いわて国体に勢いを与えられるように、仲間を信じ、笑顔を忘れず、岩手を全力で熱くすることを誓います」と高らかに宣言した。門間主将は6月上旬の練習試合で左膝膝蓋(しつがい)骨を骨折しながら、開会式当日に間に合わせ「90点です」と自己採点した。順当に日程を消化すれば21日に決勝戦を迎える。