巨人阿部の母校で安田学園(東東京)の撹上哉真人(かくあげ・やまと)投手(3年)が、自由ケ丘学園戦で5回参考ながら無安打無得点試合を達成し初戦を突破した。

 右サイドスローの独壇場だった。出した走者は四球の1人だけ。3回2死から最後の打者まで7者連続三振を記録し、5回で12三振を積み上げた。「調子はあまり良くなかったですが、4回ぐらいから打たれないようにしようと思い始めました」と無安打を意識し見事に達成した。

 直球の最速は125キロながら、スライダー、カーブ、シンカーなど変化球で自由にカウントが取れるのが強みだ。最後の夏で初めて「背番号1」を任された。しかも、初戦の相手は初出場校。未知の部分も多かったが、「緊張はしませんでした」と、ひょうひょうと70球を投げきった。

 打線は3ホーマー含む23安打、26点を奪い5回コールド勝ち。新チーム結成後は、昨秋、今春とブロック予選で敗退。悔しさは忘れない。「この後、勝てば強豪校と当たる。いい投手からはそんなに打てないと思うので、自分がなるべく0点に抑えたいです」と頼もしかった。【和田美保】