2年生エースの完封劇で仙台商が4回戦進出を決めた。

 乙戸詠央投手(2年)が9回5安打12奪三振の快投。内角低めへの制球がさえ、ズバズバと右打者をえぐった。奪った12三振のうち、7つが見逃し。制球が抜群だった。配球についてバッテリーを組む天野佑吏主将(3年)と相談。「いいボール、悪いボールは日によって違う。今日は変化球主体でとかリクエストしますが、真っすぐがいっていたので、真っすぐ主体でと話しました」と年上女房の好リードもさえた。

 天野主将は「内角をしっかりストライク取ってくれていたし、うまく使えた。インコースを振ってこなかったので、それも良かった」とうれしそうだった。