近江が進化した2年生の活躍もあり13長短打で14点を挙げ7回コールド勝ちした。1回戦(15日)の米原戦は11-0(8回コールド)で、2戦連続2桁得点。昨年はセンバツ出場し、夏は滋賀準優勝。現阪神の植田海遊撃手がいた14年以来の夏の甲子園へ突っ走る。

 初戦で大量得点の好結果を出しながら、2戦目は先発野手8人は同じでも打順を全員入れ替えた。多賀章仁監督(56)は「まだまだ進化できるチームであってくれという思いをもって、替えました」と明かした。

 監督の思いに応えた1番手が、3番に入った右打者の向井。2回に2点適時打、4回は3点本塁打、5回に再び2点適時打。1試合個人7打点は滋賀大会タイ記録(7人目)となった。「打撃の対応力に自信があります。記録のことは知りませんでした」と振り返った向井の存在が、進化する近江を表していた。