鳴門が池田の3連覇、徳島商の4連覇を超える夏5連覇を達成した。

 立役者はエース河野だ。先発9人中4人が打率5割以上の鳴門渦潮打線を相手に、単打3本に抑えた。6回2死一、二塁では甘く入った球を右前に運ばれ同点とされたが、ここから踏ん張る。「次の点はやらない」と切り替えた。低めを意識した投球で、次打者をスライダーで空振り三振。流れを断ち切り、直後の7回、勝ち越しを呼び込んだ。1年夏から甲子園を経験する河野だが2年連続で初戦敗退している。「最後の年こそ校歌を歌いたい」と話した。(朝日新聞)

 ◆鳴門 1909年(明42)創立の県立校。生徒数は954人(女子546人)。野球部は11年創部。部員数48人。甲子園出場は春8度、夏は11度目。主なOBは西武潮崎哲也ヘッドコーチ兼投手コーチ、巨人秦真司バッテリーコーチら。鳴門市撫養町斎田字岩崎135の1。乾寛校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦6-1板野

準々決勝5-2徳島北

準決勝5-3富岡西

決勝2-1鳴門渦潮