八戸学院光星ナインが1日、学校の壮行式で全校生徒約1000人の激励を受けた後、バスで甲子園へ向けて出発した。

 壮行式では橋場保人校長が「青森大会でノーシードから優勝。見事な戦いぶりだった。甲子園では八戸市民、青森県民のためにも悔いのない戦いを」。生徒会の川口詩音(しおん)副会長(3年)が「光星魂と私たちの思いを胸に、いまだかつてない快挙を達成してください」と激励した。

 これに対し仲井宗基監督(46)が「昨年の青森大会決勝で敗れた悔しさを晴らすため、1年間頑張ってきた。春夏連続甲子園に出場できる誇りを胸に戦う」とあいさつした。また奥村幸太主将(3年=捕手)が「青森大会で敗退したすべての高校、青森県全体の思いを背に、すべての力を出し切る」と決意表明した。

 壮行式の後、仲井監督は「今年は甲子園決定から出発まで期間があったので、1ランクも2ランクも上げるよう、ハードな練習を行ってきた。チーム力が高まってきたと手応えを感じている」と話した。今日2日未明に大阪の宿舎に到着。同午後4時半から甲子園練習に臨む。【北村宏平】