全国高校野球選手権大会の長崎県代表、長崎商は9日、原爆の日を兵庫県西宮市の甲子園球場で迎えた。山梨学院と対戦し、原爆投下の午前11時2分に近い同5分ごろ、1回裏の守備から戻ったナインは、三塁側ベンチ前で円陣を組んで黙とうした。三塁アルプス席の同校応援団は、1回表の攻撃が終わった後に黙とうした。

 長崎商の小出凌太郎主将(17)は、試合前に「長崎にとって大事な日なので、勝って県民の方へ恩返しをしたい」と話していた。